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第14回 子育て×読書 ファスト&スロー上巻 ダニエル・カーネマン著
第14回目の放送は認知心理学者のダニエル・カーネマンのファスト&スロー上巻です。
心理学者なのにノーベル経済学賞を受賞したのは意義深いと思っておりました。様々なビジネス書に引用されるダニエル・カーネマンの理論は子育て、人間関係、ビジネスなど様々なケースに応用出来ると感じます。
今回は以下、3点が論点です。
1_二つのシステム
システム1とシステム2という話を聞いた事がある方も多いと思います。
システム1とは、自動的に高速に働き、努力は全く不要。自分からコントロール不可。
システム2は複雑な計算など頭を使わなければできない、困難な知的活動にしかるべき注意を割り当てる。代理、選択、集中などの主観的経験と関連づけられる。
これは非常に有名ですが、日々の日常の意志決定の品質に関わってきますので、システム1が判断していることを俯瞰して見つめ直す為に余白や距離を取る方法を仕組化するしかかいですね。
2_様々なバイアス(錯覚)
この上巻には様々な実験結果から得られた人間の不合理性をまざまざと見せつけられます。プライミング効果の誘導という章を読むとスコット・ギャロウェイやマルクス・ガブリエルを想起します。我々は意志決定したつもりでも誘導されている可能性が高い。非人間化を知らず知らずのうちにされているのでは！？と感じますね。その為、ハロー効果やアンカリング効果など有名処が登場です。
3_余談編 濱口秀司さんのストラクチャード・ケイオス
バイアスと聞くと、どうしても濱口秀司さんを想起致します。ご存知、日本を代表するイノベーター。論理思考と非論理思考との中間に思考を持ってきた時にイノベーションの源泉に成り得る様なアイデアが生まれ可能性が高いという主張ですね。また縦軸に自由度、横軸に資源配分を展開した図は有名ですね。
以上が内容です。
当然、語り尽くせません。汗
#子育て
2020年4月25日
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