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第52回 子育て×読書 波止場日記 エリック・ホッファー著

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第52回目はエリック・ホッファーの波止場日記です。以前に現代という時代の気質の中の少年性について語りましたが、二冊目のご紹介です。沖仲仕の哲学者としても有名ですが、アフォリズムを駆使した鋭い洞察で人生や社会、宗教、アイデンティティに関する見解をシンプルに表現した書籍です。様々な文脈に我々、日々おりますが、自身の文脈に合わせた示唆が抽出出来る貴重な書籍です。 今回は下記の3点について語りました。 1_アフォリズムとは? はい。アフォリズムです。短いシンプルな表現で人生とか社会、宗教、文化、政治などに付いての警句、進言、格言などとも言えますが、要は物事の本質を鋭く切り取った文章と言う事です。認知言語学の領域を個人的に想起致しました。メタファーやレトリック。アフォリズムも文章に散りばめる事で相手を引き付ける事が出来ると思います。アフターコロナ時代のリーダーのフューチャーズ・リテラシーになると考えます。 2_1958年6月から1959年5月の日記 日記は終始、ホッファー氏の沖仲仕の仕事や誰と働いたか?その人の性格は?や、奥さん、息子さんに付いての心温まる気持ちや、執筆活動の進捗に対する葛藤、読書に付いてなどについて書いてあります。ただ、二グロなど人種や宗教、ナショナル・アイデンティティについてなどアフォリズムを交えて深く鋭く書いてあります。 3_知識人とは? 知識人って何なのでしょうか?知識とは?ホッファー氏曰くですが、良い教育を受けていたり知的である必要はないみたいです。教育のあるエリートの一員というマインドが大切だと言っています。知識人は自分の知見をひけらかしている様な受け取られ方という側面もあるものの、一方てその知見は誰かの贈与で支えられていると言う事に気付く事が大切ですよね。全能感は持つべきではないし、常に謙虚に控えめな方が良いですね。
2020年6月18日
コメント(2)
子育て×読書術研究家| ブックセラピスト
コメントありがとうございます。良書をお持ちですね。ホッファーの作品は深く考えてしまう事が随所に書かれていて正直読み進めるのが大変です。アンチエリートのインテレクチュアルについてもカッコいい側面がありますよね。
2020年6月18日
🐐
本棚に眠っているThe True Believerを読んでみようと思いました。アンチエリートのインテレクチュアルってなんともかっこいいですね。
2020年6月18日
いいね 1
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