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第132回 子育て×読書 服従の心理② スタンレー・ミルグラム著
音声note更新致しました。
https://note.com/19815351/n/nd6a555399cf2
今回はジャンル×心理学についてです。人間の不合理性を
理解する為にも勉強になる領域です。是非、ご視聴下さい。
第132回目はスタンレー・ミルグラム、服従の心理、二回目です。実験内容を改めて読み解いて見ると、服従の構造や状況下に流れている冷たい空気を感じる事が出来る一方で、被験者の実験担当者への忠誠心の様な熱を帯びた物も感じ取る事が出来ます。
今回は下記の3点について語りました。
1_ミルグラム実験とは？
実験担当者（サクラ）、生徒役（（サクラ）、先生役（被験者）という設定です。実験担当者が出す問題に生徒役が間違える度に、生徒役は30個もある電撃発生装置のボタンを1つずつ推していくという実験です。150ボルトを超えるあたりから、徐々に生徒役の悲痛の叫び、ボルトが上がって行くと、やがて断末魔の叫びとなり、何も聞こえなくなります。この状態で先生役の被験者がボタンを押し続けた理由とは？
2_アドルフ・アイヒマンとは？
15年もの逃亡生活を続け、ついにエルサレムのモサドに確保される訳です。リカルド・クレメントという偽名で転職や引っ越しを繰り返していた訳ですが、エルサレム裁判では命令を忠実に遂行しただけという証言を行っておりますが、これは現在の会社組織に当てはめて考えられる示唆だと思います。
3_エージェンシー状態とは？
自身を権威者の代弁者として考えてしまう心理状態ですが、極めて危うい状態だと感じました。思考がロックされて権威者の声だけが大きく聞こえるなどの洗脳状態とも捉えられます。この状態になるにはある条件が揃っての事ですが、人間の心の弱さを感じざるを得ません。そこには慣性の法則が働き人間心理を縛り付けます
#心理学 #子育て #人間 #ひやっとする怖い話
2020年9月11日
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