2020年12月に国土交通省から公開された「令和元年空き家所有者実態調査」の結果を受けて、別荘でもない売却用でもない賃貸用でもない、「その他の空き家」(つまり不動産市場に出ていない個人住宅の空き家)の活用可能性にスポットを当てて説明しました。
空き家の現況
◯その他の空き家が52.8%と最多
→別荘、賃貸用、売却用はそれぞれ利用目的が明確だけれど、その他の空き家は利用目的が曖昧だったりする
空き家の状態
◯建て方 戸建てが89.6%と最多
◯建築時期 昭和55年以前が合わせて69.1%と最多(その他の空き家は77.5%におよぶ)
◯老朽・破損具合 全体の54.8%(その他の空き家は64.2%)
→その他の空き家の約30%は老朽も破損もしていない
空き家の取得経緯
◯相続が54.6%と最多(その他の空き家は58.7%)
→実家を相続する頃には住宅を既に所有していたり、生活圏やライフスタイルが確立されていたりして、せっかく実家を相続したとしても今更活用するのも処分するの大変という状況
今後の空き家の利用意向
◯「物置含むで空き家にしておく」が28.0%と最多(その他の空き家は44.6%)
◯売却、賃貸する上での課題は「買い手・借り手の少なさ」が42.3%と最多
◯「物置含むで空き家にしておく」と回答した方に売却・賃貸しないまたは取り壊さない理由を聞いたところ、「物置として必要」が 60.3%と最多
→買い手・借り手の少なさには「いえいちば」や「MAD City」、物置の不足には「モノオク」などのサービスが有効
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