今日のお題
「嬉しかった」を使わない。
小学生コースの指導では「嬉しかったです」「楽しかったです」という単純ワードを禁止しています。
例「とうとう、日本が金メダルをとりました。うれしかったです。」
うれしいのは分かります。書いてありますから。
でも、どんなふうに「うれしい」のか、目に浮かびません。
相手が、イメージできるように書かなくてはいけません。
もっと、はっきりと、何がどうなったのかということを書くと、どんな様子なのかが目に浮かび、きちんと「うれしさ」を伝えることができます。
「とうとう、日本が金メダルをとりました。なみだがぽろぽろと流れてきました。」
「とうとう、日本が金メダルをとりました。『やったー』とさけんで、ガッツポーズをとりました。」
「うれしい」は人によって感じ方がちがうし、色々な人の様々な「うれしい」をまとめた表現。
どんなふうに「うれしい」のか、もっと言葉を使って説明しなくては伝わりません。
では、どうしたらいいかというと、
その気持ちの時に、自分がどうなったか、どうしたかを、書けばいいのです。
擬態語や擬音語を入れると、さらに文がいきいきします。
その前に、嬉しい時にどうしているのか、自分や人を観察して言葉に直しておくとストックが増えます。
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