9人目のゲストは、文筆家の井上都さんです。都さんは、井上ひさしさんと西館好子さんの長女として東京都・柳橋に生まれました。ご両親の離婚により、1984年に父より劇団「こまつ座」を引き継ぎ、2010年までこまつ座の代表を勤めます。その後、幾つかの仕事を経て、母の西館好子さんが主催する日本子守唄協会(現在は日本ララバイ協会)に勤めたのですが、当時、子守唄協会で働き始めた私の妹と仲良しになり、その縁で都さんも、私達のチームに参加して下さってます。
都さんはコロナ禍で仕事を失い、現在は給食を作る仕事をされてます。60歳を前に、全く経験のない職場で日々頑張ってる都さんの存在は、やはりコロナ禍で人生を大きく変えざるおえなかった私達姉妹の強い励みです。
「自分だけは自分を諦めない」という都さん言葉に、今日の私は強く支えられました。
著書に『ごはんの時間』
『宝物を探しながら』『やさしい気持ち』などがあります。