前半の『前の方が良かった』と言われるという話、全く関係ないようですが僕も共感しました。
というのも、僕は数十年続いたお菓子屋さんを引き継いでやっています。
そうやって歴史があると昔からのお客様もいらっしゃるのですが、作っている人が違うとなると同じ様な事を言われる事がちょくちょくあります。
『前と作り方変わってないよね?』『前と違う感じするけど何か変えた?』などなど…
お客様には以前と変わっていませんと言います。
しかし正直な話、少しずつ変わっています。
極端な話、日々変わっています。
というのも、そもそも日々の気候の変化や湿度の変化等で微妙に変わってしまいますし、変わらない様に努力していますがそれでも微妙な違いは厳密にはあります。
それから、材料もその年その年によって出来が違ったりする訳ですから、違う材料にしたりとか、その年の出来に合わせて配合を変えたりとか、値上げによって材料を変える時もあれば、その材料が製造されなくなれば代わりになる物を探したりもします。時代のニーズに合わせたりもしますね。
そういった意味では創業当時から常に変化し続けています。僕もそうですが創業した先代の時代もそうやっていたと思います。
以前テレビで江戸時代から続く老舗のお店の人の話を聞いた事がありますが、とても納得できたのを覚えています。
その方もお客様に同じような事をよく言われるそうです。取材とかでも「創業時から変わらない味」とか言われたり。でも実際はやっぱり変化していて、でもそれは悪いことではないと。
創業当時から変わらずお客様に喜んでもらえるように、日々上を目指して変化させ続けている、だからこそこれだけの年数続いているんだ、と。
変化を極端に嫌う方はいますけど、昨日よりももっと良いものを提供できるように、日々努力して変化していきたいと思いました。
長々と失礼しました。