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ひこうき雲〜ゆいの帰国〜⑦

おききくださりありがとうございます😊 こちらはモノカキが自分で書いたものを読んでいるチャンネルです。 隙間時間などにおききいただけますので、どうぞよろしくお願いします😊 モノガタリードットコムに投稿しています。 モノガタリーではお題が出て、それにそって投稿します。 過去のお題でも投稿できます。 🌟お題「機内を舞台にした物語」で書いた   ひこうき雲〜ゆいの帰国〜 https://monogatary.com/story/351760 第7章 パクさんからの手紙 (2022年2月24日投稿) 登場人物 航空会社の客室乗務員のゆい ゆいの会社関係の偉い人?マダムKとその隣席の女性 マダムKの前席に座るケーサツ官たち DEFG席にゆいの大学生時代からの友人のホソカワたち 座席、最後尾(進行方向↑) AC DEFG HK しばらくして ゆいは飲み物を提供し始めた。 ホソカワやケーサツ官たちにも 先ほどのマダムKの話は聞こえていたが 直接本人から話を聞いたわけではなかったので どう声をかけたらいいのか 彼らにはわからなかった。 ケーサツ官たちのところにゆいが来た。 ゆいは、飲み物を先に窓側席の男に渡した。 「どうぞ」 名前を呼びながら、ワザと彼の手前の方 通路側席の男の前辺りで渡した。 窓側席の男が、気が利かないヤツだな、と 思いながら少し手を伸ばして受け取った瞬間に ゆいはその紙コップに飲み物を注ぎ足したので 紙コップの飲み物は溢れんばかりになった。 窓側席の男の腕はプルプル震え出した。 「オイ、これ、どうすんだよ!」 窓側席の男は言った。 ゆいは無言で通路側席の男を指差した。 「えっ、オレ⁇」 仕方なく、通路側席の男は、窓側席の男が持つ 紙コップの縁に唇をつけて飲み物を少し吸った。 量が減ったので、窓側席の男は手を引っ込めた。 通路側席の男は警戒していたが ゆいは何事もなかったかのように 飲み物を渡した。 男たちは紙コップを交換した。 ゆいは最後にマダムKたちの所に来た。 飲み物を渡した後、ふたりに話しかけられた。 「もう、中国支部から離れるの?」 窓側席の婦人が聞いた。 「はい。籍は置いたままで、しばらくフィンランド  に行きます。先ほど急に決まりました。  期間は未定です。せっかくだから  ちょっと行ってみようと思います。」 とゆいは言った。 「あっ、それで、出勤する前にパクさんから  手紙もらいました。中国語を使わなくなると  忘れてしまうかもしれないから、日本語で  書きます、と、日本語で書いてくれました。」 ゆいはそう言うと、制服のポケットから 手紙を出してふたりに見せた。 「これ見てください。  1枚目にはずっと悪口が書いてあるんです。  あなたはご飯食べ過ぎです、とか  書類の仕事は早く片付けなさい、とか。」 「あらまぁ。」 「でも、2枚目にはこう書いてあるんです。  私はあなたの友人です。  困った時や助けが必要な時はいつでも  連絡してきてください。  あなたがどこにいても、あなたの近くには  私や私の華僑の仲間がいることを  忘れないで。  私が行けない時は華僑の誰かが  助けてくれる  って。  パクさん、いつもメガネの奥から冷たい目で  あなたバカね、っていつも言ってた。  パクさんいいヤツだった。」 「あら、私たちもいいヤツよ。」 「アメリカに来ることがあったら  連絡ちょうだいね。  一緒に美味しい紅茶を飲みましょう。」 「はい。ありがとうございます。」 〜つづく〜 #朗読 #モノガタリードットコム #ラジオドラマ #日常 #みどり
2022年9月8日
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