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お題「執行前夜」で書いた 悪魔から天使へ

おききくださりありがとうございます😊 こちらはモノカキが自分で書いたものを読んでいるチャンネルです。 シリーズものですが1話完結ですので、いつでもどこからでもおききいただけます。 どうぞよろしくお願いします😊 モノガタリードットコムに投稿しています。 https://monogatary.com/mypage/post/story ✈️YouTubeにもいます✈️   「サーシャのひとりごと」 創作音声化チャンネルで朗読されています。 https://www.youtube.com/watch?v=ImX1DvUbmwc 🌟お題「執行前夜」で書いた    悪魔から天使へ 🌟ストーリー 昔々のことでした。 ヨハネと名付けられた少年は 貴族の屋敷で暮らしていました。 屋敷の中では誰からも 注意されたり叱られることのなかったヨハネは わがままで意地悪な少年となっていました。 同じ年頃の貴族の息子コウマンチキーと その仲間たちと 街へ出ては、市民を泣かすことばかり していたのです。 ある夜 コウマンチキーは雷に打たれてしまいます。 コウマンチキーが意地悪をしていた使用人たちは コウマンチキーが無事だとわかると 「生きていてよかった」と心から喜びました。 このことがあってから コウマンチキーは心を入れ替えて 屋敷の使用人は元より 街の人々のために働くようになりました。 やがて コウマンチキーの仲間たちも自分の身を振り返り 悪かったと反省し 街の人々のために働くようになりました。 ヨハネだけは悪いことばかりし続けます。 そして いつからか「悪魔の分身」と呼ばれてしまうのでした。 本当に悪魔の分身となってしまったヨハネは 本来の自分を見失ってしまい 悪の限りを続けます。 とうとう幽閉されてしまいます。 光の当たらない独房でいったいどのくらいの月日を過ごしたでしょうか? 人の心を取り戻すことができなくなったヨハネに 遂に、極刑が言い渡されました。 執行前夜 看守がヨハネに聞きました。 「何か言い残すことはあるか?」 ヨハネは何も答えませんでした。 人間最後の日 独房から出されたヨハネに 司教は言いました。 「これから、お前は死ぬよりも辛い未来が待っている。お前が今までしてきたことの見返りとして永遠に罰を受けることになるだろう。死のうとしても無駄だ。死ぬことは許さない。」 司教がそう言い終わると 天使が降りてきました。 天使はヨハネの周りをクルクルと回りました。 「300年サンタクロースを務めたヨハネ一世がまもなく引退する。お前はヨハネ二世として後を継ぐのだ。そうだ。同じ名前でちょうどよかったじゃないか。」 司教は回る天使を見ながら言いました。 ヨハネは サンタクロースのヨハネ二世として サンタクロース官邸に放り込まれました。 世界の子どもたちを笑顔にするという 一番嫌な仕事をすることになってしまったのでした。 逃げようとしても逃げられず 死ぬこともできません。 効率よく仕事をこなさないと 仕事は溜まるいっぽうです。 時代は移り変わり ヨハネはいつのまにか 子どもたちの笑顔に癒されるようになっていました。 孤独で嫌な作業は続いているのですが ヨハネは損得考えずに動けるようになりました。 が、ひとりでは大変です。 何百年も経った、ある日 チラシ配りの人を見かけました。 ヨハネは真似をしてみます。 電話はいっこうにかかってきません。 忘れかけた頃 電話が鳴りました。 透視する能力があるヨハネは 電話をかけてきた ペーを迎えに行きました。 初めて会ったペーは 半信半疑のような それでいて キラキラした目で ヨハネのことをじっと見てきます。 コミュ障のサンタクロース ヨハネは 途中、ペーを眠らせたり 極力会話を避けながら なんとか一件済ませます。 (2022年10月1日投稿) #朗読 #ラジオドラマ #日常 #みどり
2022年10月3日
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