ダイアナ妃がチャールズ皇太子と離婚し英国王室を去ることを決めるまでの決意の3日間を描いた『スペンサー ダイアナの決意』は、ダイアナのひとりの人間としての苦悩に徹底してフォーカスした映画。自分の居場所と感じられない場所に置かれた時、誰もが感じるであろう疎外感や息苦しさが描かれていて、ダイアナの気持ちにここまで一般人の自分が共感するとはと驚きました。
「緊張と緩和」というシンプルな技法をダイナミックに使った演出が見事。ダイアナが乗り移ったようなクリステン・スチュワートは言うまでもなく、助演のサリー・ホーキンスとジョニー・グリーンウッドの音楽も主役級の活躍。ダイアナの生家や雉といったモチーフが効果的に取り入れられ、英国王室がクリスマスを過ごす屋敷の美術やシャネルが手がけた衣装は、めぐいわく「美の暴力」(名言!)。
今日も映画っていいよね豊かだよねという親友同士のおしゃべりを覗き見しませんか?
〈タイムテーブル〉
00:00〜 Op.『チェンソーマン』と『天気の子』
07:47〜 『スペンサー ダイアナの決意』ネタバレなしレビュー
13:51〜 ネタバレありレビュー
★次回はアイルランドのLGBTQ映画『恋人はアンバー』(11.3公開)です。お楽しみに!
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