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白い息の朝 ②

おききくださりありがとうございます🥰 こちらはモノカキが自分で書いたものを読んでいる チャンネルです。 平日気ままに更新しています。 どうぞよろしくお願いします😊 モノガタリードットコムに投稿しています。 🌱今日の朗読🌱 お題  「高校生最後の冬」「仔犬」「出会い」で書いた  白い息の朝 第2章  2/3   (2022年10月18日投稿) 自転車置場までたどり着いた。 さて、これからどうしようか? 教室に連れて行くわけにはいかないよな。 犬連れてきたことがバレたら 大学受験にも響くだろうか? 友人は自分の自転車の鍵を抜くと ボクのところに急いで来た。 「なんとかするよ。」 もうチャイムがなりそうな時間だったので ボクは友人に早く自分の教室に行くよう、言った。 ボクたちの心配をよそに 仔犬は眠っていた。 「そのまま眠っとけよ。」 ボクは仔犬の背中をそっと撫でると 教室へと向かった。 席に着いても意識は自転車置場にあった。 先生の話もあまりよく聞こえてこない。 仔犬はカゴから出ていないだろうか? 静かにしているだろうか? 見つかったら、やはり保健所に連れて行かれる のだろうか? ペットを飼ったことのないボクは 考えが及ばない。 休み時間になると同時に 教室を飛び出て仔犬の元に向かう。 途中 購買に寄る。 パンと牛乳を買う。 下級生はボクに遠慮して スペースを空けてくれる。 こんなところで 上級生風を吹かせたくないのだけど やむを得ない。 犬にパンを食べさせていいのかも わからないけど とりあえず買う。 自転車置場に着く。 ボクの自転車の周りには人だかりができていた。 「終わった。。。」 ボクは無意識にそんな言葉を発していた。 「この犬、あなたの?」 「はい。」 仔犬の周りにいたのは 学校の植木の手入れをしに来ていた シルバー人材派遣の人たち。 あと、もうひとり 制服を着崩した金髪のギャル だった。 「心配しなくても先生に言ったりしないから。」 ボクはそこにいる人たちに 事情を説明した。 「話はわかったけど。  ここにこのままは無理があるわね。  放課後まで私が預かって、その間に  病院に連れて行ってあげる。  あともう少しで作業が終わるから。ね。」 ボクはこの人たちにお願いすることにした。 「作業が終わるまでは私が預かっとく。」 ギャルが 目を覚ました仔犬を抱きながら言った。 「預かるって?」 「屋上で遊ばせておくから。  おばちゃん、仕事終わったら来て。」 「いいの?じゃ、そうしてもらおうかしら?」 「アタシそういうの得意だから。任せといて!」 「いやいやいや、授業は?」 「あぁ、アタシもう進路決まってるから。  大丈夫だよ。」 「でも。」 「ほら、チャイム鳴ってるよ。  急いで帰らないと。」 ボクは不本意ながら教室に戻った。 そしてまた 授業に集中出来ないまま時間を過ごし 休み時間に屋上へと駆け上がった。 〜つづく〜 #朗読 #モノガタリードットコム #ラジオドラマ #日常 #みどり
2022年10月25日
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