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🌱今日の朗読
お題「挽回の可能性を信じたくなる物語」で書いた
ひこうき雲〜円天〜 前編
🌱登場人物
①
トミ
トミの長男家族 カイとカエデ、息子の杏と拓
トミの次男家族 レンとあい(カイとレンは双子)
杏の妻 みちよ
②
杏の幼なじみ ユウキ
主人公 ゆい
🌱ストーリー
6月のある日
平次の家の居間に平次の子どもたちが集まっていた。
平次は仕事でいなかった。
居間には①が集まっていた。
(料理番組の材料①みたいですみません💦)
食卓ではそれぞれが持ち寄ったお菓子などが並べられ
各々お茶やジュースを飲んでいた。
話題はレンとあいのひとり娘
ゆいが学生時代から付き合っていたミチヒロと
結婚を目前に別れた、ことだった。
ゆいは大学卒業後中国で働いていたが
5年くらい経ち、仕事も一区切りついたので
帰国する予定だと年始に話していた。
家族はそのタイミングで結婚すると思ったいた。
平次の会社で働いているみちよは
保育士の資格を持つゆいに手伝ってもらうことで
従業員の託児所の充実をはかりたいと思っていた。
。。。
遡ること数ヶ月前
2月初旬にゆいは冬休みで実家に帰省していた。
父親のレンは仕事で留守だった。
母・あいと祖母たちと久しぶりに食事をしている時に
ゆいはふと言った。
「ねぇ、ママ、私しばらくまだこの家に
帰って来ていいかな?」
「いいに決まってるじゃないの。ここはゆいの家よ」
「うん。ありがとう、ママ」
ゆいの祖母たち、マツとナミ、はなは
いつもと違う雰囲気に何か察したが黙っていた。
「ミチヒロ君と何かあったの?」あいは聞いた。
「昨日、ミシマさんとご飯行った時に聞いたの」
注)文字数の都合で一部本文とは違い省略しています。
ミシマとは
ゆいが高3の終わり頃バイトしていた時に
一緒に働いたファミレスのスタッフ。
当時大学生だった。ミチヒロも少しの間そこで
バイトしていた。
ミシマが就職した会社にミチヒロも就職。
ミシマ、ゆい、ミチヒロは交流があり
ミシマとミチヒロ、杏と拓・ユウキは仕事上
関わりがある。
帰国してすぐにゆいはミシマに呼び出され会った。
その時に、ミチヒロが他の女性と交際おり
ミシマは注意したがミチヒロに聞き入れられる
ことはなく、「ゆいにちゃんと話せ」とだけ
伝えたが、「連絡はあったか?」と言われた。
ゆいは「ミチヒロからはっきり聞いたわけでは
ないが知っている」と答え
きっかけとなったエピソードを話した。
ミシマはゆいを心配してのことだったので
ゆいもその場は勤めて明るく接した。
ミチヒロは事実を話すこともなく
ミチヒロとは疎遠になった。
ゆいは、自分が高校生の頃ミチヒロに
酷い態度をとっていたことを思い出していた。
「自分のしたことはいつか自分に返ってくる
って本当かな。」
。。。
トミは食卓の端の椅子に座って
静かにお茶を飲みながら
子どもたちの様子を見ていた。
トミの心の声
あいちゃんは前からよく食べる子だったけど
今日もよく食べるわねぇ。今度すっごく堅い
お煎餅用意してみようかしら?ふふ。
「で、あいちゃんはどうなのよ?ゆいちゃんが
あんな目にあって平気なの⁉︎」
カエデは怒っている。
トミの心の声
カエデちゃんも相変わらず脳みそと口が
直結してるわね。あんな喜怒哀楽激しい毎日
送ってたら私なら疲れちゃうわ。うふふ。
「平気なわけないでしょ!ズタズタのギッタギタ
にして海の藻屑にしてやりたいわよ!」
あいの夫・レン
「え〜それであいちゃんが警察に捕まったら
オレ嫌だよ。ゆいはきっと大丈夫だよ。
かわいそうだと思うけど。辛いことの
後にはきっと良いことがある!
去る者追わず、だよ」
トミの心の声
平次さんとカイとレンは私の育て方が悪いんじゃ
ないわ。杏があんな風なのも、カエデちゃんの
育て方じゃないもの。
みちよ
「ゆいちゃんは今年中に大手航空会社を
退職するんですか?」
あい
「退職してしまうわけではないのよ。
まだ未定かしらね。」
レン
「まだ時間はたっぷりあるんだ。
ゆいがよく考えて決めればいいことだよ。」
あい
「そうね。あの子は私たちに十分夢を
見させてくれたもの。私はあの子を見守るわ。」
トミの心の声
みっちゃんはピンチをチャンスに変えようとする
そういうとこ好きよ。
(ゆいが退職したら一緒に働こうとしている
ことに対して)
つづく
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