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こちらはモノカキが自分で書いたものを読んでいる
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火金曜16時に更新しています。
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🌱今日の朗読
お題「挽回の可能性を信じたくなる物語」で書いた
ひこうき雲〜円天〜 後編
🌱とある居間で家族会議をしている家族
トミ
トミの長男 カイと妻・カエデ 子・杏と拓
トミの次男 レンと妻・あい 子・ゆい
杏の妻 みちよ
杏の幼なじみ ユウキ
🌱ストーリー
「あのさ、ちょっといいですか?」
食卓で白熱していた面々は
ユウキがそばに立っていることに気づかなかった。
トミの心の声
さて、ユウキはどう出る?
トミは湯呑みを置いてユウキを見た。
ユウキ
「レンさん、あいさん。あの、ボクはゆいと
結婚を前提としてお付き合いさせていただこう
と思っています」
「言った!!」
トミ、カイ、カエデ、みちよ、杏と拓は
心から拍手した。
状況が飲み込めないレンとあいは
キョロキョロした。
あい
「ちょっと待って。ゆいがかわいそうと思って
くれるのはありがたいのよでもね、だからって
ユウキがゆいと結婚することはないのよ。
ユウキにはユウキの人生があるでしょ!」
カエデ
「もう!あいちゃんは何もわかってないのね。
ユウキは小さい頃からず〜とゆいちゃんの
ことが好きなのよ!
あの事故の時も、ゆいちゃんが目覚めなくても
寝たきりになっても、ずっと面倒みる気で
いたのよ!今この子の千載一遇のチャンス
なのよ!」
やっぱりカエデちゃんは我慢できなかったか。
ユウキに言って欲しかった。まぁ、結果オーライね
あいちゃんにはあれくらいはっきり言わないと
わからないわね。
トミは心の中で思った。
あい
「みんな知ってたの?」
ユウキ以外の全員が頷く
カエデ
「気づいてないのはオメェら家族だけだよ!」
あい
「みんな知ってたるなら、どうして教えて
くれなかったの何年も!知ってたなら
ミチヒロなんかどかしたのに」
レン 「あいちゃん。」
。。。
9月になった
ゆいは夏休みで帰省する。
大阪まわりの仕事で昼頃東京に着く。
ユウキはこの日に合わせて仕事のスケジュール
を調整して休みをとっていた。
ゆいは、白いカブるタイプのパーカーが好きなこと
を知っているユウキは
ゆいの好きそうな白いパーカーを着て
空港内で待っていた。
定刻通りに飛行機は到着した。
しばらくして
以前からの知人たちがユウキを見つけて
近寄って来た。
「やっぱりユウキじゃないか。」
「お久しぶりです。ホソカワさん。みなさんも
仕事ですか?お疲れさまです。」
「機内でゆいに会ったぞ。」
「そうですか。」
「あ〜そうか。そういうことか!
じゃ、オレたちは次の仕事があるから。」
「お疲れさまです。お気をつけて。」
それからしばらくして
飛行機を降りたゆいが見えた。
ゆいは
白いパーカーを着たユウキに吸い寄せられる
ようにして、近づいて来た。
「ユウちゃん。誰かと待ち合わせ?」
「ゆいを迎えに来たんだよ。さぁ、帰ろう。」
「誰かに頼まれたの?」
「頼まれてないよ。」
「ふ〜ん。あっ、そうだ。
さっきホソカワさんたちに会ったよ。それでね」
「ホソカワさんたちは仕事になったから
先に帰るって。」
「そうなんだ。美味しいご飯食べられると
思ったのにな。」
「オレが美味い所連れてってやるよ。
着替えてこいよ。」
「うん。わかった。急いで出て来るね!」
「走らなくていいよ。転ぶぞ」
空港スタッフはふたりの様子を見ていた。
「あれ、ユウキですよね?
ゆいさんユウキのファンなのかな?
積極的ですね。」
「ゆいの彼氏は学生時代から付き合ってる
って噂よ。
「あ〜、それで、今年こっち帰って来て
結婚するのか?って噂だったんですね。」
「あなた、ホントに何も知らないのね。
ゆいは杏と拓のイトコなのよ。それで
学生時代からの彼氏といったら
ユウキなんじゃないの?」
「え〜!! 残念だなぁ。ユウキじゃ勝ち目
ないですね。オレゆいさんちょっと好きだった
んです。異端児的なトコがカッコイイなぁ
と思って。」
「あら、隣にも異端児タイプはいるわよ。」
「え〜。まさかのそういう展開ですか??」
おしまい
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