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🌱今日の朗読
お題「犯人は子ども達」で書いた
宝くじ
(2022年3月10日投稿)
🌱ストーリー
カエデは年末だというのに風邪をひいてしまった。
病院に行くとインフルエンザではなかった
ものの、発熱し体はダルく、喉も痛かった。
家に帰ると家事はおばあちゃんにまかせて
布団で寝込んでいた。
杏(きょう)と拓、2人の子どもたちが
寝室に入って来たような気がしたが
ドアに背を向けて寝ていたし
薄っすらとした記憶だった。
暗くなってから
おばあちゃんがそばに来て
「お粥か雑炊なら食べられそう?」
と言ってくれたので
トイレに行くついでに居間に行った。
居間に行くと
カエデが買ってカバンの中に隠していたはずの
宝くじが数十枚散らばっていた。
テレビゲームをしていた子どもたちに
「これお母さんの宝くじ?」と聞くと
「そうだよ。1枚も当たってなかったよ。」
と子どもたちは言った。
「なぜ勝手にカバンの中から出すの?
ヒトのものでしょう?」
「何言ってるの?
オレたちは確認してあげたんだよ!」
杏はさも当然のように言った。
「それで、当選してなかったからといって
こんなふうに散らかしてたらダメでしょ‼︎」
杏と拓は無反応だった。
「もし、当たってたら
どうするつもりだったの?」
台所から祖母・トミが言った。
「それはさぁ、オレたちのもんだよ。なぁ?」
杏は隣に座る拓に言うと、拓も頷く。
「杏と拓はワシの体調よりも
宝くじの方が大事なんかい!!」
カエデの怒りのパワーは
一瞬で多くのウイルスを消滅させた。
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