こんにちは♬
朗読家・朗読講師の小島香奈子です🍀
今日は
大好きな八木重吉の
第二詩集『貧しき信徒』より
『 無題 』-⑥です🍀
この詩集には
『 無題 』
すなわち
タイトルの無い作品が
たくさんあるのですが、
この作品は
その
6つめの、
そして
最後の作品です…🍀
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『 無題 』
夢の中の自分の顔と言うものを始めて見た
発熱がいく日もつづいた夜
私はキリストを念じてねむった
一つの顔があらわれた
それはもちろん
現在の私の顔でもなく
幼ない時の自分の顔でもなく
いつも心にえがいている
最も気高い天使の顔でもなかった
それよりももっとすぐれた顔であった
その顔が自分の顔であるということはおのずから分った
顔のまわりは金色をおびた暗黒であった
翌朝眼がさめたとき
別段熱は下っていなかった
しかし不思議に私の心は平らかだった
(青空文庫より)
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この詩集には
とても短い
詩が多いんです…🍀
短いものは
たったの1行…✨
ほとんどの作品は
2〜3行…✨
けれど
最後に
掲載されてある
この作品は
この
詩集のなかで
もっとも長い作品です…🍀
そして
この一冊の詩集の
ラストに
ふさわしい
内容となっています…✨✨
さて🍒
八木重吉の
第二詩集『貧しき信徒』を、
青空文庫に
掲載されてある順番で
毎日、一編ずつ
ご紹介してきましたが…🍒
いよいよ
今日で
最後の作品となりました…✨✨
あなたに
お楽しみ頂けたら
とっても嬉しいです♬
🍀(๑❛ᴗ❛๑)🍀
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