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ラムネのラム①

岸壁で捨てられた仔犬は、縁あってはなおばあちゃんが飼うことになりました🐕 monogatary.con に投稿しています。 🌱お題「イッヌの気持ち」で書いた   ラムネのラム① 1/3 🌱ストーリー 「ほぉら、着いたわよ。」 車から降ろされる仔犬 と飼い主。 喜んで走り回る仔犬。 そそくさと車に戻る飼い主。 走り去る車。 走るのをやめて もう追いつくことができない車をじっと見る仔犬。 それを見ていたマモルとさやか。 マモルは釣りに来ていたので岸壁にいた。 平日の昼間の岸壁にほとんど人はいなかった。 「捨て犬かな?」 さやかがポツリと言った。 「だろうな。」 「寒いのに。これからどうするのかな?あの仔。」 さやかはマモルの顔を見た。 「うち、ペット飼えないじゃないか。」 「うん。だよね」 「う〜ん。今日はもう釣れそうにないから  帰ろうか。飼い主探すぞ。」 「わ〜い。」 さやかは仔犬に近づくと膝掛けで包んで 抱き上げた。 寒さに震えていた仔犬は さやかの腕の中からさやかを見つめた。 マモルは釣れた魚を 杏(きょう)の家に持って行った。 魚はいつも杏の家に差し入れし 調理されたものを食べていた。 杏の家は祖父が運送会社を経営していて 住居も会社の敷地内にあった。 マモルはバンドマンで、メンバーの杏の家の 敷地内に小さな音楽事務所があった。 「可愛いわね。」 仔犬を抱いたさやかの周りには おばちゃんたちが集まってきた。 そこに通りかかったのは 社員食堂スタッフのマツ。 「赤ちゃんかしら?」 さやかに近づいていくと 「何ヶ月かしらね?」 などと聞こえてくる。 「ねぇ、ねぇ、マツさん、見て見て。  可愛いでしょう?」 「赤ちゃん生まれたの?」 抱っこされていたのは犬だった。 「。。。」 「さやかちゃん飼えないから  飼い主探してるんだって。」 「うちで飼えないですかね?」 はなが言った。 はながそんなことを言うのはめずらしかった。 ナミ 「お世話大変よ。」 マツ 「飼いたいなら飼えば?  誰かにもらわれたら、もう飼えないよ。」 しばらく考えた末、はなは飼うことに決めた。 「名前どうするの?」 そこにいた皆がはなに聞いた。 はな 「そうですねぇ。この仔の目がラムネの  ビー玉みたいだから『ラム』にします。」 マツ 「ラムネのラム? はならしいね。」 〜つづく〜 #朗読 #モノガタリードットコム #ラジオドラマ #ドラマ #日常 #みどり #犬 #イッヌ
2023年1月10日
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