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シズカの物語

幼い頃からパティシエになりたかったシズカ。パティシエになった現実は忙しくて。そんなシズカの前に現れたのは。。。そしてシズカは今。。。 🌱今日の朗読 お題「静香」で書いた   シズカの物語 https://www.alphapolis.co.jp/novel/197273722/35708688 🌱ストーリー 「お母さんの作るおやつ、いつも美味しいね!  毎日お菓子をいっぱい食べられるお仕事って  あるかなぁ?」 「お菓子屋さんになったらどうかしら?  そうしたら、作ったお菓子を  毎日食べられるわよ。」 「うん。じゃあ大きくなったら  私お菓子屋さんになる!」 目が覚めた。なんだ、夢か。 私の名はシズカ。職業はパティシエ。 今は東京のアトリエで働いている。 朝6時半から翌2時まで、週6で働いている。 手取りは月12万で家賃8万の所に住んでいた 家には寝に帰るだけの毎日だった。 このところずっと忙しくしていたから 小さい頃のことを思い出したのかもしれない。 私の母は、絵に描いたような主婦で おやつはいつも手作りのものだった。 毎日の食事を大切にし、丁寧に作られていた。 私が子どもの頃は「パティシエ」なんて言葉は 知らなかった。 当時流行っていたサイン帳に、私はいつも 「将来の夢はお菓子屋さんになること」 と書いていた。 高校卒業後、専門学校を出て 私はパティシエになった。 だが、今働いている所を辞めることになり 引き継ぎのために来たのは 私のセンパイだった。 彼女のご主人の紹介で知り合ったのが タカヒロだ。 初対面の時、タカヒロは21歳で私より歳下だった 地方から東京に出てきていて 鉄板焼きの店で働いていた。 第一印象は「イケメン!」 「お付き合いする人とは結婚を考えている。」 私は最初からタカヒロに自分の気持ちを 正直に伝えた。 21歳の彼は歳上の私からそんなことを聞いて どう思っただろう? 彼は「いいよ。」と言ってくれた。 そして 「いずれ地元に戻って家業を継ぐことになる。」 とも言った。 私は彼が家業を継ぐことも 東京を離れることにも抵抗はなかった。 それから 私の働く意義は変わった。 2人で結婚後のことを考えて 貯金するようになった。 付き合い始めてもうすぐ1年になろうかという頃 コスモワールドの観覧車でプロポーズされた 私はもちろんOK だった。 実は薄々気づいていた。 彼のご両親もとても良い方たちで 私のことはウエルカムだった。 まるでこうなることが決まっていたかのような 自然な流れだった。 結婚式は素敵なプランを選択した 周りの人たちに祝福されて 私たちの新しい生活が始まった。 私が彼の地元にやって来て数年後 彼の実家の飲食店が移転し大きな店舗になるので 私もそこで働くことが決まった。 結婚して数年間、子育てに専念してきたが 私は働くことも好き。 新しい店舗で私は毎日お客さまのお食事と デザート、スタッフの賄いメニューを考え 作っている 料理長のタカヒロとパティシエとしての 私が活きている。 スタッフのほとんどは学生だ。 親元を離れひとり暮らしをしている子もいる 賄いは、ただ食べるだけではない 食べることの大切さもみんなにも知って欲しい。 季節も感じて欲しいと思っている。 そう、私が母から教わったように。 #朗読 #ラジオドラマ #ドラマ #結婚 #働く女性 #みどり #シズカの物語
2023年1月27日
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