■こんな質問をいただきました
こんにちは。noteの記事『恐れ・回避型の本質は、不安と回避のアンビバレント行動ではなく、恐れが強調された愛着スタイル』 https://note.com/soleapsy/n/n40296a33a0a0を読みました。
恐れ回避型とはfearfull avoidant つまり、恐怖がこうじて回避するのだという字義通りの解釈ですね。膝を打ちました。(回避dismissの亜流カテゴリーに属するならば、恐怖というより嫌悪disgustに近そうですね。得体の知れない気持ち悪い存在で、かつ自分に害をもたらす迷惑な存在には関わりたくないという様な心情でしょう。)
ここまでは納得なのですが、一方で、不安と回避のアンビバレントは本当にありえないのでしょうか?父親からは世界に対する恐怖を、母親からは基本的な安心感の部分的不在を植え付けられるという両親からのハイブリッドの愛着スタイルは可能性があるのではないでしょうか。例えば、父から各種虐待による愛着障害傾向、母からは情緒的ネグレクトによる愛着不全傾向を、というケースです。
というのは、愛着スタイルは愛着のように乳児期のみに主たる養育者のみから形成されるものではないと思うのですよね。
■愛着スタイルの4ポイント
✅恐れ回避の恐れは、嫌悪ではなく恐怖。嫌悪はまだ余裕が感じられる
✅父親からの虐待は複雑性PTSDになる
✅母親からの情緒的ネグレクトは愛着障害になる
✅愛着→愛着パターン→愛着スタイルと変化する。だから愛着スタイルは「愛着」にしばられている。
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