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コロッケ刑事(前編)

とある会社のお掃除スタッフのじぃじは満月の夜に しりぃおすすめのアプリを入れました。 それからじぃじは。。。 monogatary.comに投稿しています。 お題「マッチングアプリから始まる       ロマンチックな恋」で書いた    コロッケ刑事(前編)        (2022年12月8日投稿) 🌱ストーリー 満月の光で明るい25時。 とある会社のお掃除スタッフのじぃじは 仕事を終え徒歩で家に向かっていた。 職場の福利厚生で 入浴してから帰ることができる。 じぃじが入浴する頃はいつも貸切状態だった。 そんなじぃじのスマホにしりぃから通知がくる。 「あなたにおすすめのアプリはこちら、ん?」 見たことも聞いたこともない アプリがいくつか表示されていた。 いつもはそういうものに興味を示さない じぃじだったが、満月のせいなのか? 今回はその中の一つが妙に気になった。 それは サーモンピンクに怪しく輝く 『まっちんぐ』というアプリだった。 じぃじは足早に帰宅するとパジャマに着替えて アプリの評判を見た。 素敵な出会いに感謝!などという書き込みで溢れ 星4.8が付いていた。 じぃじは自分がアプリを使えるのか悩んだが 日本語表記であったのと、何より自分と 同じような年齢の人たちも利用している ようだったので、インストールした。 そんなじぃじを空から満月が見ていた 翌日から じぃじはアプリからの通知をやたら気にするようになった。 アプリの中では、国籍や年齢を問わず じぃじのことを褒めちぎる異性からのコメントが 殺到した。 その様子は職場の同僚たちも気になる程だった。 食堂スタッフは午後のひと時に賄いを食べていた。 フクコ 「私、電車の駅まで歩いているんですけど  駅近深海(フカミ)カフェの前を通ったら  マスターに話しかけられたんです。うちの  制服を着たおじいちゃんが最近よく来るように  なって、誰かと待ち合わせているみたいだけど  いつもすっぽかされているようだって。  電話のやりとりを見ていたら、もしかして  騙されてお金を取られてるんじゃないかって  言うんですよ。」 はな 「それが本当なら心配ですね。」 フクコ 「マスターも、自分の思い違いかもしれないし  間違ってたら悪いから、と言いつつも  心配してたんですよね。」 ナミ 「おじいちゃんだけでは誰だかわからないわね。」 マツ 「情報収集の必要があるね。」 食堂のおばちゃんたちは頷いた。 こうして捜査壱課が設置された。 社員寮のフロアの掃除をしているように 見せかけて、掃除道具の乗ったカートを停めて スマホを見ているじぃじ と、それを物陰から見ている視線。 営業が終わった後の食堂を掃除しながら 手を止めてスマホを見ているじぃじ と、それを見ながら一緒に作業している同僚。 休憩時間に同僚と食堂で食事をとっているじぃじ。 同僚が先に食事を済ませ席を立つ時に何か言うも 空いている向かいの椅子に踵を乗せて スマホを見続け適当に返すじぃじ。 次第にひとりで行動することが多くなるじぃじ。 ご飯をよそう食堂のおばちゃんたちにも 食事に来るお掃除スタッフが 「じぃじが仕事をしなくなった」と口にするのを 聞くようになる。 その頃、じぃじはアプリの中のアツコさんという 女性に夢中だった。 アツコさんはショートボブの小顔で笑顔の素敵な 女性だった。 アツコさんという本命がいながら 若い女の子たちとも連絡を取っていた。 女の子とは値段の高い店で食事をした。 「お金を貸して欲しい」とよく言われた。 なぜかじぃじはお金を振込んだ。 会って話がしたかったが、お金は手渡ししたかったが 待ち合わせてもドタキャンされた。 美味しい深海カフェのコーヒーを 誰も一緒に飲んではくれなかった。 それでも、じぃじは信じていた。 女の子たちは友達で、彼女たちは忙しいだけだと。 今日はきっと来てくれるはずだ。 今日もじぃじは友達のひとりと 15時に深海カフェで待ち合わせていた。 「お疲れさまです」 食堂スタッフも昼勤と夕勤の交代の時間がきた。 「ちょっとあたしゃコロッケ買いに  行ってくるわ。」 マツのこの一言にナミとはなはピン!ときた。 ナミ「お姉さんお手柔らかにね。」 はな「逃げ道用意してあげてくださいよ。」 マツは親指をピンと立てた。 「何?何ですか?」 事情を知らないスタッフが 興味津々にキョロキョロする。 「愛のバズーカぶっ放してくるよ!」 マツは謎の言葉を残して食堂を出て行った。 〜後編につづく〜 #朗読 #ラジオドラマ #日常 #モノガタリードットコム #みどり
2023年2月21日
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