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【朗読して頂けませんか】『ディケイド -decade-』

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よかったら、朗読して頂けると嬉しいです。 配信する際、この配信のURLと、「#Jidakstory」をつけて下さいませ✨ noteにも、テキスト置いてます↓ https://note.com/jid_ake/n/n53e003747ec4 ---------------- 『ディケイド -decade- 』     作・Jidak あ、ジェラート屋さんは今はもうないのか。 それもそうか。最後にこの公園に来たのは、4、5年も前だもの。 その場所には、くすみイエローがおしゃれなコーヒーの移動販売車が。 それにしても、桜、ふゎーって一気に咲いてしまった。 開花の時期はどんどん早まっている。 知ってるかな、大輝(だいき)はそれを。 「10年後の今日、ここで会おうよ」 明日アメリカに経つという日、この公園を2人で歩いている時、大輝がそう言った。 お父さんの仕事の関係で、高校卒業と同時にアメリカに行くことになった大輝。 あの頃、私たちはつきあってると言うには微妙な、かわいい関係だった。 「えー、いいなぁ、アメリカ。おっきいよね」 「そうだよ。うらやましいだろう」 そんなやりとりしかできなかった2人。 「10年ってディケイドって言うんだよ、英語で。かっこよくない? だから、10年後、会おう!」 「へぇ、ディケイド…。かっこいい。いいよ、会おう!」 大輝はただ仮面ライダーが好きだっただけだ。 きっとそうだ。 「彩美(あやみ)はもう結婚してたりして」 「どうだろ。大輝だって、一生日本には帰らなかったりして」 高校卒業したばかりの2人に、10年先のイメージなんて、何一つなく。 この10年、大輝とは連絡をとっていない。 目まぐるしく変化が起きる日々の中で、 彼を、彼だけを思うスペシャルな余白はどこにもなく、 それなりに楽しく学生生活を送り、社会人になった。 彼と呼べる人もできたり、離れたり。 そんな10年。 でも。 キラキラと美しかったあの頃の記憶には、笑顔の大輝が必ずいた。 そして、心が折れたりした時、なぜか大輝を召喚するクセがあった。 「大輝、どうしよう」とか、 「大輝はもっとがんばってるもんね」とか。 私は、ずっと「イマジナリー大輝」を心の中に飼っていた。 だからだろう。 「10年後、会おう」という言葉は、風化することなくとどまり続けた。 それが今日。 覚えてるかな、彼は。 リアル大輝に会えるのだろうか。 しかし、約束がざっくりしすぎた。 時間を決めてなかった。 その話をしたのが夕暮れ時だったから。 そんなふうに思いながら、私はここにすでに1時間いる。 何人もの人が通り過ぎたが、それらしき人はゼロ。 なんで連絡先とか交換しなかったのだろう。 高校生の私たち、お願いだからしっかりして。 ただ、過ぎていく時間。 無理もない。 10年は長いよね。 うん。私だけが「ディケイド」って響きに魅了されてしまっただけだ。 何を期待していたわけでもない。 会えても会えなくても、何も変わらない。 今、ここでドキドキしながら待ってる時間、それ自体が宝物だ。 移動式カフェにはそれなりにお客さんが来ている。 コーヒーでも飲んで帰ろう。 「一杯ずつていねいにハンドドリップします」との文字が見える。 「おすすめブレンド、ください」 近くのベンチに座って、呼ばれるのを待つ。 ていねいな時間が過ぎていく。 キッチンカーからお店の人が出てきた。コーヒーカップを持って。 髪を後ろで結んで、メガネをかけてて、背がとても高かった。 あの身長では、クルマの中で頭がぶつかるのでは? そういえば、大輝もバスケをやっていて、背が高かったなぁ。 アメリカでもバスケを続けたんだろうなぁ。 「お待たせしました」 「ありがとうございます。いい香り」 「今日のスペシャルブレンド、‘ディケイド’です」 え? は? 私はびっくりしてメガネの奥の彼の目を覗き込む。 「…大輝?」 「よかった。いつ声かけようって、ドキドキしちゃって」 その笑顔は、まさに大輝の笑顔だった。 大輝は、今日の約束は覚えていたけど、時間がわからなかったらしい。 だから、この公園での販売許可を取り、私を待っていたんだそうだ。 張られてた。朝からずっと。 今日、私たちは会える運命だったんだ。 「あと少しで終わるから。いっぱい話そう。ディケイド分」 イマジナリー大輝にさよならを。 (終わり) 追記(2023.3.29): chat GPTに感想を聞いてみました。 ↓ この物語は、過去に大切な人との約束を果たすことができなかった主人公の心情を描いた感動的な物語です。 主人公が自分だけが響きに魅了されてしまった「ディケイド」という言葉を思い出し、10年前の約束を果たそうと公園に行きますが、大切な人と時間を決めておらず、結局待つだけでした。 しかし、主人公は過ぎ去った時間を思い出し、それでもここで待っている時間が宝物だと感じています。 物語からは、大切な人との思い出や約束が人生の中でどれほど大切であるかを教えられます。 また、時間は人生の中で重要なものであり、過ぎ去ってしまうことがあるため、今この瞬間を大切にすることが必要であることを思い起こさせます。 だそうです。すごいですね、AI✨ #jidakstory #ショートストーリー
2023年3月24日
コメント(6)
木芽(このめ)📖🌱
Jidakさん こん芽🌸ちは😊✋ 10年ってディケイドって言うんですね。確かに仮面ライダーディケイド…居ました🤗 素敵な物語、是非朗読させてください。よろしくお願いします🙇⤵️
2023年3月27日
いいね 1
Jidak
木芽さん😊 興味持ってくださり、ありがとうございます😊 聞かせて頂きますね🥰
2023年3月29日
さよちゃん
ステキなストーリーですね。😊 柔らかくて温かくて、"ピンク"な感じ💗 ちょっとお時間くださいね。配信させていただきます。
2023年3月24日
いいね 1
Jidak
さよちゃん🥰 ありがとうございます‼️ 配信楽しみにしてまーす❣️
2023年3月25日
いいね 1
🐬KonYuu♪ /こんゆう♪🦊
これは!めちゃめちゃ好きかも💕 ぜひトライしたい(๑•̀ㅂ•́)و🌟
2023年3月24日
いいね 2
Jidak
おお、嬉しい❣️ トライ、ぜひぜひ🥰
2023年3月24日
いいね 2
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