▼まえがき
なんで有名人ばっかりインタビューされるのか。有名じゃない人の話なんか聞いてもつまんないから? いやーまじでそんなわけないでしょー。
他人に対する興味だけで進化していったような人類が、そんな有名人じゃないからってだけで他人に対して興味を失うなんて、そんなはずはない。あろうはずはないのだ。
すべての人間はすばらしい。
すばらしい個性を持っている、聞くに値する話を持っている。有名だからインタビューに価値があるんじゃない。自分の知らない未知なる他人の声を、考えを聞くこと自体がおもしろくっておもしろくって仕方ないのだ。だから、無名の人にもインタビューしてみよう。
というのがこの企画の根幹にある試みである。
あなたたちよ輝け!
やめろ、自分のことばかりに興味を持つのを今すぐやめろ!
みんな自分のことばかりを考えすぎなんだ。
と、いうことで、さっそくnoteに「無名人インタビュー募集」の投稿を行ったところ、すぐに応募者集まりました。記念すべき第一回目のインタビューは、ハイドール66さんです!
結論から言っちゃうと、やっぱり他人の話はおもしろかった!
ハイドール66さんを一言で表すなら「THE行動力おばけ」。そして創意工夫、辺境あたりがキーワードでしょうか。
ちなみにハイドール66さんはハンドルネームにもある通り66歳、私は41歳で、親子ほど離れたインタビューになりました。
▼あとがき
まずはハイドール66さん、誠にありがとうございます。
つたない進行の中、たくさんお話いただき、本当に本当にありがとうございました。最高に楽しくおもしろい60分でした。
無名人は絶対に絶対におもしろいんや! と掲げたはいいが、実際にやってみたことないんだからおもしろいかどうかは分からん、という不安はあったものの、やってみたらやっぱり優勝した。
金曜、仕事から帰ってきてすぐインタビューした甲斐があるというものです。
内容的にもすごく楽しかったです。
ハイドール66さんの行動力と創意工夫。人を集めること。インターネット外でも非常にそれは有効な能力でしたが、ネットという新しいものと掛けあわせることで、さらにその力が倍増したんだな、という過程をうかがい知ることができまし。
そしてその活動の軌跡が、晩年になって自分の身近なこと、ご家族のこと、地域に向かっていくところには、あらかじめ練られた物語であったかのようにも感じました。感動です。
ほんと、記録する人と記録しない人をかけ合わせれば、どんどん広がるよね、というのはシンプルですが力強く分かりやすい企画の構造でした。
特に料理の味の継承というのは、すごくおもしろくて、それってクックパッドの「つくれぽ」でしょ? て意見もあるかと思いますが、そこに、「そもそもネットに投稿しない人の味」「それをネットに投稿してあげる人」「地域」という要素が介在しているので、まるで違うんじゃないかな、と思いました。
さらにそこに、シェアキッチンとかコミュニティキッチンみたいに、そもそも台所自体を地域で共有して、その地域自体の味を作っていったりしたら、もっとおもしろいんじゃないかなって。
不安な個人、立ちすくむ国家
https://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/020_02_00.pdf
ではないですが、個人と国家という結びつきがゆらぐ中、その結びつきのグラデーション(国家-行政-地域-親族-家族-個人)の中で、地域というものに重きをおくアイデアっていうのも、やっぱりおもしろいよな、と思いました。特にみんな、食べるのが好きなの人は多いですからねー。
【インタビュアー・まえがき・あとがき】qbc
https://note.com/unknowninterview/n/nc2a3d5315d28
みなさまも、ぜひ無名人インタビューにご参加くださいませ!
https://note.com/unknowninterview/n/n9e057d37e9cc
note
前編 https://note.com/unknowninterview/n/n3b6e53893fb4
後編 https://note.com/unknowninterview/n/na3899f2b70ab