Netflixで視聴した、「How to become a cult leader」全6エピソード。
紹介されているのは、チャールズ・マンソン、オウム真理教、ヘヴンズ・ゲイト、そして……。
①土台作り ーチャールズ・マンソンー死刑
②信者の拡大 ージム・ジョーンズー自殺
③思想の改造 ーハイメ・ゴメスー追放
④永遠の約束 ーヘヴンズ・ゲイトー自殺
⑤イメージの管理 ーオウム真理教ー死刑
⑥不滅の体現 ーunification churchー
カルト教団を形成する要素と構築のノウハウを、実際に起きた事件をベースに教本化。
分かりやすいアニメ&グラフィックと、今昔の報道資料を豊富に使用してわかりやすさに徹底的にこだわった、皮肉たっぷりなダークドキュメンタリー。
まさに真夏の怪談でした。
ここで紹介されているカルト教祖はみな自己愛と支配欲が顕著で、幼少期に不遇の時を過ごす、
または正攻法ではスター(ビートルズのような)になれない、といった挫折体験があることについても言及。
prime videoにも似たようなカルトのドキュメンタリーがありますが、
あちらは脱退した方のインタビューがベースとなっており感情移入しやすいTHE・ドキュメンタリー風の構成で、
こちらは「カルトとは?」の本質やアイデアを、実際に起きた悲劇的な事例と「カルト教祖になる方法」という
皮肉の効いたガイドラインをもとに視聴者に教えてくれます。
予備知識がなくても、いかに人々が騙され、搾取され、支配され、犯罪に加担し始めるかのメカニズムが見えてくる。
さて、このお話、私たちには全く関係がないことなのでしょうか?
ドキュメンタリーは1エピソード30分。膨大な情報の中で、私が特に気になったシーンを抜粋し、お話しします。
ーカルトは信者に同じ服装・髪型をさせる(学校や制服のある会社じゃない?)
ー不完全だと感じさせて行動を支配する(コンプレックス広告じゃない?)
ードキュメンタリー内で、一貫して「followers」を「信者」と訳している(インフルエンサーじゃない?)
ー刑務所内で人気の本はデール・カーネギーの「人を動かす」である(自己啓発系ビジパの経典じゃない?)
Netflixでは、金融詐欺師の手口を詐欺発祥の歴史から、実際に起きたケースを例に説明してくれる「”お金”をダイジェスト」もおすすめなので、今度配信にしますね。
#19 「不幸を避けて幸せになる」という考え方
https://stand.fm/episodes/640e6cfbab77ab7c2934d638