京都府八幡市は歴史と自然が織りなす魅力あふれるまちです✨
その魅力を、朗読とオリジナルピアノ曲でお届けしていこうと思っています。
今回は、谷崎潤一郎作「蘆刈」を抜粋したものを朗読します。
八幡市橋本は、石清水八幡宮がある男山の西麓に位置し、桂川、宇治川、木津川の三川が合流する辺りにあります。
谷崎潤一郎の作品「蘆刈」の中に、この橋本や渡し船のことが記されています。
八幡市にある男山展望台に、谷崎潤一郎の句碑があり、
「わたしの乗った船が洲に漕ぎ寄せたとき男山はあだかもその絵にあるようにまんまるな月を背中にして、鬱蒼とした木々の繁みが、びろうどのようなつやを含み、まだ何処やらに夕ばえの色が残っている中空に暗く濃く黒ずみわたっていた」
と刻まれています。
この文章も素敵なのですが、私は、「蘆刈」の最初の方に出てくる、
「なだらかな丘と、おだやかな流れと、それらのものを一層やんわりぼやけさせている夕もやと、つまり、いかにも大和絵にありそうな温雅で平和な眺望なのである」
という文章が好きです。
声に出して読んでみると八幡の魅力がより伝わってきますし、この文章を読んでから八幡の風景を見ると、まさに「大和絵にありそうな温雅で平和な景色だなぁ」と、八幡のことが好きになります✨
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