1年に1〜2度起こる、超重要作の同日公開。どちらもスクリーン(それもできる限り大きい)での鑑賞がマストな大作映画。マーティン・スコセッシ監督『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は、劇場全体の「よし、206分の“映画”を見るぞ」という一体感も心地よい。殺人事件の謎を追うサスペンスという宣伝は間違い?ここでも描かれるのは2023年の重要テーマ“システム”?前作『アイリッシュマン』に続いて本気のデ・ニーロはキャリア史上最強最悪のド外道役。ディカプリオは当初、ジェシー・プレモンスが演じるFBI捜査官の役をオファーされていたが、自らアーネストという“愚鈍な白人”役を引き受けた。リリー・グラッドストーンの重要なブレイク作『ライフ・ゴーズ・オン』(Certain Women)は日本劇場未公開だが、必見。(15:08頃より)ギャレス・エドワーズ監督会心の1本『ザ・クリエイター』は『ローグ・ワン』の雪辱戦?日本のポップカルチャーへのオマージュがふんだんに盛り込まれるが、長内の頭を過ったのは2007年のアルフォンソ・キュアロン監督作『トゥモロー・ワールド』。この星に生きる全ての“Children of Men”へ思いを馳せずにはいられない傑作!
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