■トランスジェンダーの人に対しての、愛着不全と愛着障害の関連性
トランスジェンダーの人には愛着不全と愛着障害の人も含まれますという、こないだ放送したものですね。これに対しての追加のご質問なんですけれども、この放送のテキスト、要はこのスタエフのですね、概要欄にその日喋っている内容のテキストとか回答を貼り付けているんですけれども、確かこの時のテキストは途中までしかAIによるテキスト化が成功していなかったので、最後の方はちょっと私がはしょりながら追加で書いた文章があって、その話に対しての質問です。そういう細かなところまで読んでいただいて、とても勉強熱心な方だなと思って、本当に恐れ入ります。書いている励みになります。こんなところまで読んでくれているんだって、ちょっとびっくりしました。それはさておいて、放送のテキストに、親への強烈な怒りの発露として、愛着障害の人がトランスジェンダーになっているケースもあります。と書きました。
■レター:愛着障害の人の親への強烈な怒り
愛着障害は親への誰にも期待や執着がないと理解していたのですが、怒りは期待の裏返しだと思うのですが、どういう心理構造なのでしょうか。愛着不全が親への強烈な怒りなら想像できるのですが、また治療前の愛着障害はファンタジーの中にいるわけで、怒りと結びつきません。
という、絶妙なコーナーをついてくる質問ですよね。この質問を読んでいて、なるほどなぁって感心しました。なんて答えようかなって思っていたのですが、本当に内角ギリギリのストライクゾーンを突いてくるような玉じゃないでしょうかね、この質問。これはかなり理解していないと、私の文章をかなり読み込んでいないと、多分こういう質問は出てこないんだろうなぁと思って。いやぁ素晴らしい、私の文章をそんなに読まれているのかって、ちょっと背筋が伸びましたけれども、確かに強烈な怒りの発露、親がくれた性別に反対しているわけなので、俺は女じゃない男だ!みたいな、逆もあるんですけど、だからこれ強烈な怒りなんですよ。でも、愛着障害の人ってそうなるの?っていう質問で、本当にそうなんですよね。なるんですかね、どう思います?皆さん。
■愛着障害の人の心理構造について
これはですね、私の臨床経験でしか言えないんですけれども、臨床経験ではそうなんですよ。
親への強烈な怒りがベースにあるんですね、愛着障害の人。それ一体何?と思われるじゃないですか。時々話している、愛着障害になる人の難しいパターン、難しい例。愛着があるのに愛着障害になっているというパターンですね。これらの人が該当します。
特に親が学童期で養育がちょっとうまくなかった。学童期の人って普通に養育するんですけれども、学童期なんだけれどもネグレクトが結構何度もあったりした場合は子供は愛着障害になるんですね。そういうケースで生まれてきた愛着障害の人でトランスジェンダーの人は親への強烈な怒りを持っています。ですから愛着障害なんだけれども「例外の愛着障害の人」なんですね。実際に複数の人、私のカウンセリングしてきた中でトランスジェンダーの人をいろいろ思い浮かべてチェックしてみたんですけれども、ほぼ愛着障害で、ほぼ親が学童期で、それでネグレクト状態になっていて愛着障害の人になっている。
内角高めのストレート直球みたいな質問で、なかなか私も感慨させられました。