今日のレターの紹介ですね。 スナフキンやミーはカミラ夫人が養育者なら愛着障害ですよね。 あんなお気楽フフフンのように見えるなど、スナフキンはうつの時期などもあったのでしょうか。 多角的に見てもスナフキンはただの道楽者にしか見えませんがというお便りですね。
そうですね。道楽者といえば本当に道楽者で、いろんな過去があって、ああいう感じになっているんだと思います。 当然、うつの時期もあったんじゃないでしょうかね。 スナフキンはとても怒ったりしますよね。 なんかひょうひょうとしているイメージですが、あれはどこだったかな、ムーミンの物語のどこかでかなり怒っているんですよね。 普通といえば普通なんですけれども。
スナフキンが登場する物語で、ムーミンの最後の物語、ムーミン谷の11月というのがあるんですけれども、 ここにはムーミン一家が登場してこないんですね。 スナフキンがムーミンのがらーんとした家に行って、ムーミン一家は旅に出ている途中で、誰もいないんですよ。 そこにスナフキンが来て、そこにムーミン谷の住人がいろいろと入れ替わりをやってくるんですけれども、 それでスナフキンがムーミン谷の住人の話を聞くみたいな、そういう感じですかね。 なんかコーディネートしているみたいな、コーディネーターとして登場してくるのがムーミン谷の11月ですね。
ちょうど今11月ですし、皆さんこれからもう冬に向けてどんどん寒くなってくるので、こんな時にムーミン谷の11月を読んでみてはいかがでしょうか。 ムーミン一家が登場しないというとても稀な作品ですけれども、 この物語を書いて、トーベ・ヤンソンはムーミンの物語を終わりにしていくわけです。 だからいろんな意味で読んでみると感じるところがあるのではないでしょうか。 それではまた。