ボアブディルの父王の
ふたりの王妃の対立や
監禁事件や
騎士達の宮殿での虐殺、云々。
「代々続いた血で血を洗うような争い」を終わらせる役目
築きあげたものを手放す虚しさ
無血開城という勇気
そんなテーマを感じさせられる
ボアブディルという人。
存分に絶望を味わい
悲哀とはなにかを
人々に伝えるような
そんなお役目も担っていたのか
とても魅力的な人物。
著者ワシントン・アーヴィングさん
曰く
「運に見放されたボアブディルの主題に捉えられ、この人物に胸の疼くような親しみを覚えていた」
という気持ちがわかる気がします。
次回は王国の最後の場面です。
※次回は2月29日金曜
「23時」からライヴ配信です😃 #アルハンブラ #フラメンコ #グラナダ #スペイン #朗読