オウメチッタ上映前挨拶
(上映後のトークイベントは
https://stand.fm/episodes/65fa93149d0ff48b98817ac6)
シャンタル・ストマンはパリ在住のフランス人写真家で映画作家。
彼女の作品は、人と人、場所と場所の親密さやその関係性を深く考察することにより作られる。撮影を開始した当初から彼女は"実在する景観"と"記憶"という二つの軸で撮影を行っている。青梅にてこの小さな街の映画愛の証を3年間にわたって追いつづけ、それがCanal+と共同製作のドキュメンタリーと同様に映像作品、Omecitta(2017)となる。
青梅には、失われてしまった何かと、未だその地に残されているものとがある。シャンタルの作品が焦点を当てているのは、どこで、そして、どのようにこの相反する二つが共存しているのか、という部分である。その痕跡を明らかにすることで、この映画が果たすべき役割がクリアになっていった。この作品はこの痕跡を考えていく、スタートポイントである。
2024/3/20 シネマネコにて
上映後のトークイベントに続く
https://stand.fm/episodes/65fa93149d0ff48b98817ac6