あんなのは精神科医の主観ですからね。いい加減なもんです。
若い頃の僕は患者さんに対して「疾患」が狭くて「甘え」が大きく捉えた判断をしてました。あんた自信の問題だよ、精神疾患じゃないよ、いろいろ言われても知らんがな、と。
今では逆転してなんでもかんでも病気と考えるようになりました。
発達障害概念が大きく影響してます。
実は人間はやる気はあるのが当たり前で、なんの理由もなくやる気がないのはもう全部病気です。
嫌なことに対してやる気がないのは別ですよ。嫌なことやりたくないの当たり前なんだから。誰だってそうでしょ。
でも嫌なことでもないのに、やらないといけないと思ってるのにやる気になれない。
これはもう病気です。
だっておかしいでしょそんなの。
やりたくないことでもなくて、やりたいことか、あるいはやりたいとまで言わなくてもやりたくなくもなくてやらないといけないと思ってることなのに全然出来ないって異常です。
そう思うようになりました。
そんな甘い判断にしたら世界中みんな病気になっちゃうのでは?と心配する人もいますけど、そうはならないんです。意外とみんな普通の人はやる気があります。やりたいことか嫌でもなくてならないといけないと思うことならね、やります。
嫌なことなのに自分がそれを嫌だと分かってないパターンもあります。でもそれって異常でしょ?自分の気持が自分で全然分からないなんて。ちょっとした感情じゃなくて「すごく嫌」ほどのことが分からないなんてのは絶対異常。
疾患として扱った方が適切だと思うようになりましたね。年取ってからですけどね。