みなさま、こんにちは。
今日もアトリエから縫い仕事をしながらお話をしています。
前回肩パッドのお話をさせて頂きました。
今回は、その続きになります。
まず、前回お話しする予定だった、透ける生地の場合の、肩パッドの付け方についてお話をさせて頂きます。
そもそも透ける生地って何?と思われるかも知れません。
これは強撚(きょうねん)の生地で織られたものを指します。
強撚とは?それは糸にヨリをかけて織り上げた生地になります。
テーラーさんで生地バンチを見たことがある方でしたら、『3ply(3プライ)や4plyの生地』というのを見たことがあるかも知れません。
これは、2本の糸を1本によったものを2ply(2プライ)といい、3本の糸を1本にしたものを3ply(3プライ)といいます。
糸によりをかけて織り上げますので、織られた生地は元に戻ろうとして、反発します。
そのおかげでシワになりにくい生地になるのですね。
このように強撚で織り上げられた生地は、シワに強いことから、出張が多い方には向いていると言えます。
また、基本的に光沢を抑えたマットな表情に仕上がりますので、少しクラッシックな装いがお好きな方に人気の生地と言えます。
ただ、このタイプの生地は基本的に少し透ける生地になります。そのため、白い肩パッドをそのままつけてしまうと、見えてしまうのですね。
今回は、強撚(きょうねん)の生地について。そしてその場合どのように肩パッドを仕上げるのか?をお話ししております。
是非聴いてみてください!
#ファッション
#メンズファッション
#テーラー
#タイユール
#職人
#パリ
#袖付け
#ゆき綿
#たれ綿
#地のし
#kenjirosuzuki
#tailleur
#tailor
#artisant
#paris
#montage
#manche
#cigarette