「カマカマカマキリ」(作:日だまり)
最寄り駅の小さな駅のホーム
今日もいつもと変わらない光景…
ではなかった
ホームに設置された青い椅子
その椅子の背もたれのてっぺんに
君はいた
全身綺麗な緑色をした君
立派なカマを持った君
青い椅子に座り、ふと横を向いたら
君と目が合い驚いた
電車がホームに滑り込む
私はバイバイと言って電車に乗り込む
用事を済ませてまた最寄りの路線の
ホームに帰ってきた
そこにも全く同じ青い椅子が設置されている
私は青い椅子に座り、ふと横を見て驚いた
また君がいる
やはり椅子の背もたれのてっぺんに
君がいる
一瞬目を疑った
同じ路線でも朝とは違う駅のホームの
同じ場所に君がいた
君は朝の君と同じ君なの?
もしそうだとしたらどうやってここまで
来たの?
誰かの肩にくっついて一緒に一駅の旅をしてきたの?
それとも朝の君とは違う君の仲間がたまたま
君と同じように椅子の背もたれのてっぺんで
休憩していただけなの?
電車がホームに滑り込んでくるまでの間に色んな考えを巡らせた
この時ばかりは名推理探偵になりたいと本気で思った
朝と午後の2回、立派なカマを拝むことができたカマカマの奇跡
カマカマカマキリ
君のこときっと忘れないよ
📖日だまり一首📖
カマキリよ 二度の奇跡を ありがとう
君にあこがれ 我が道を行く
🍀去年8月に遭遇した実話です😊
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