曽祖母の家にはお茶室がありました。亡くなった時に親戚間で揉めに揉め、結局更地にされ趣味の悪いアパートになりました。お茶室を残したかった祖母は、これを機に自分の家への執着が一層強くなり、二世帯に建て替えの時、柱や一枚板など使える建具を全て新居で再利用させました。かなり揉めましたしお金もかかり、両親が大変な思いをしました。でも今度は母がこの家に執着しはじめて嫌な予感しかしません。昔ながらの立派な家が日本から消えていくのは私も嫌だなぁと日々感じてはいるものの、家に翻弄された家族を幼い頃から見ているので、私はマイホームにこだわりたくない部分があります。因みに我が家はパフパフですよ(笑)家族がまあまあ快適に過ごせらば良い、その程度の愛着しかありません。良質なインテリアを見ると素敵でうっとりしますけど、パフパフ住居には似合わないですし、なかなか難しいところです。