税理士勤続25年表彰式のスピーチ
税理士の細川健(ほそかわ たけし)です。
当初、国税に勤務した頃は、良く考えずにとんでもない職場に入ってしまったことを深く、深く後悔しました。
先輩達は、優秀な人に限ってドンドン辞めていきます。
10数年勤務した国税を辞めて税理士登録してからは、正に「芸は身を助く」、英語が堪能であることが初めて役に立ちました。
国際税務に特化した税理士として成功し、名前を知られるようになると、今度は、同業者から嫉み嫉みを受けて、酷い嫌がらせ、誹謗中傷、業務妨害を受けるようになりました。
しかしながら、何が幸するか分かりません。
本当に皮肉なことですが、⑴国税勤務経験があること、⑵税理士資格があることは世間的には大きな信用につながったのです。
その結果、念願だった大学大学院教授や外資系企業のタックス・マネージャーという要職も経験することができました。
ところで、税理士登録して25年、国税不服審判所国税審判官の3年間を入れると28年はあっという間に過ぎました。
一昨年11月にコロナに罹患、コロナの後遺症の喉痛、首痛に悩まされましたが回復しつつあります。
悪戦苦闘していた『暗号資産(仮想通貨)とNFTの税務』の執筆も進み、来月にはようやく出版できそうです。
このように、自分の3冊目の本を出版できるのも、私の想像をはるかに超えたサクセスストーリーです。
これからは、体に十分気を付けて、⑴私自身の恵まれた人生と、⑵どんなときも私を笑顔で支えてくれた妻の洋子に深く感謝し、残りの人生を税理士業務に捧げていこうと思います。
本日は本当にありがとうございました。
2024年6月14日(金)
税理士 細川健(ほそかわ たけし)