もともとは、King Tubbyという人がスタジオで遊んでいたときに編み出した技で、簡単に言うと、バンドの演奏を残して、ボーカルを抜いちゃってカラオケを作る、ってことなんだけど、ボーカルを単純に削るんじゃなくて、一部分を細切れに残すのが「かっこよくね?」という、これがDUBです。
このDUBの手法で作ったトラックをレコードのB面に入れてリリースしたところ、ジャマイカのクラブシーンでDJ(70年代のジャマイカでは、今みんながRAPって言っている歌い方をDJと言っていた)をしてた人たちが、歌がフルで入っているA面より、DUB化してあるB面のほうがDJ=RAPしやすくね?となって、広まっていきました。