📚朗読 the 1st take 1️⃣7️⃣5️⃣ 『夢野久作・線路』

久作さん独特の独白体、朗読しているけんじさんが久作自身となり、その心の内を口に出しているような。 途中｢あっ…列車に轢かれた自分自身の姿を見てる💦｣と思いましたが、ここも久作節で｢水が飲みたい｣でスッと終わりました。 美しい自死を書き表した文学はたくさんあり、昔の文学者は美しい文学の世界と現実世界の違いに自死を選ぶ方が大変に多かったのですが、夢野久作さんの考えはそれとは真逆。 自死の姿に｢ペッ｣と唾を吐いた事に象徴されるように ｢死にたくなることはあっても決して自死はダメ｣という事を暗に表していると思いました。

景色や聴こえてくる音の描写で 鮮明に思い浮ぶシーン 汽車の迫る時の緊迫感が けんじさんの朗読の スピードの変化から伝わりました😳 どちらが現実なのか？ 不思議な世界ですね