この番組は映画をこよなく愛する、田村淳の大人の小学校「シネマ語り部」部員が他愛もない映画話を音楽的視点からゆる~く語る番組です。
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第16作目は監督、中原俊。脚本、三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ、1991年公開日本映画「12人の優しい日本人」です。
出演は塩見三省、相島一之、梶原善、豊川悦司他。
<ストーリー>
ある殺人事件の審議のため12人の陪審員が集められた。職業も年齢もバラバラな無作為に選ばれた人々。被告人が若くて美人だったことから審議は概ね無罪で始まり、すぐ終わるかに見えたが、一人の陪審員が「話し合いましょう」と「有罪」に投票したことから、審議は二転三転。有罪派と無罪派と対立、さらに陪審員達の感情や生活背景まで浮き彫りになり、審議は予想のつかない展開となっていく。
本作は1957年に公開されたアメリカ映画「十二人の怒れる男」のオマージュ作品。三谷幸喜主宰の劇団「東京サンシャインボーイズ」により1990年に上演された、演劇作品の映画化。本作公開当時に日本に裁判員制度というものはなかったのすが「もし日本に陪審員制度があったら?」という仮説のもと、パロディとペーソス溢れるコメディ作品となっています。
上映時間116分。全編室内の会話劇でありつつも、展開は二転三転、スリリングで思わず笑いがこぼれてしまう名作です。
事なかれ主義や優柔不断の日本人の特徴なども表出され、お互いに名前の分からない12人の陪審員たちの悲喜こもごもの人間劇をご覧ください。
ご紹介する曲は挿入曲「モーツァルト/ソナタ第15番第1楽章」。
このモーツァルトのピアノ・ソナタが実に効果的に使用されています。誰もが一度はどこかで耳にしたことがある懐かしい曲。コミカルに,シリアスに,そしてフッと心が温まる瞬間を演出しています。
今夜もステキなピアノ演奏でお送りします♪
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それでは・・・素晴らしい映画の世界へ。ようこそ。
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