⭐まとめ
太陽は自ら光を放つ恒星でガス(主に水素やヘリウム)でできている。
半径は70万㎞、中心では1600万度の高温で核融合反応を起こしエネルギーを出し続けている。
温度が6000度ほどの表面約500㎞の厚さで光を放っている層を光球という。
私たちには太陽の光球部分が見えている。
《太陽の光球の見え方》
望遠鏡で見るとガスでできているため中心部ほど明るく外側になると暗く見える(周辺減光)。
ガスの対流により表面には粒状斑という細かいつぶつぶ模様が見える。上昇部分は明るく冷えて沈む部分は暗く見える。
太陽にある黒い点は、他の部分より表面温度が低い(4000度)ため黒く見える(黒点)。黒点では強い磁場によってエネルギーの放出が遮られ対流が抑えられて温度が低くなっている。
太陽の活動が活発なほど磁力も活発になり黒点が増える。約11年ごとの周期で黒点が増えたり減ったりしている。
皆既日食の時には光球の外側にピンク色の薄い層(彩層)が、その外側に白いモヤモヤ(コロナ)が見える。
太陽の表面では爆発現象(フレア)も起きている。フレアによって発生する大量の電荷の粒子(プラズマ)が太陽風に乗って地球にまで届き、極地方に流れ込むとオーロラが見られることがある。