第一子が生まれた18年前、ちょうど「イクメン」という言葉が聞かれ始めた頃だったかと思います。
その頃すでに夫の会社では育休制度があったかと思いますが、誰も取得している人はいなかったので、夫も当たり前のようにそれに倣い、出産と共に専業主婦になった私が主に子育てを担っていました。
ですが、仕事から帰ったら夫は自分ができることを見つけて何でもしてくれましたし、子どもと関わることを楽しんでいるようにも見えました。
ですので、敢えて「イクメン」という言葉を誰かが作ったことには違和感を覚えていたのですが、一方で当時のママ友の話を聞き、男が働いて家にお金を入れる代わりに子育て・家事全般は女がするものだというような古い考え方の男性がまだまだ多くいることも知りました。
関根勤さんの、麻里さんが産まれた頃はその可愛さにメロメロになり、しかも全然売れてなくてヒマだったからずっと一緒に遊んでいたというお話がありますが、究極はそういうことなのだと思います。
自分の子どもを愛おしく思い、巣立つまでの短い期間を楽しみたいと思えないような人は、人の親になろうとしてはいけないと思います。