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「まだ残ってたのかよ」
振り返ると、同じクラスの甲斐君が呆れ顔で立っていた。
「そう言うあなたこそ、今日は欠席のはずでしょ」
私は口を尖らせ、言い返す。
今は文化祭の準備期間。
沈みかけの夕日が教室内に影を作る中、私は一人残って作業をしていた。
彼は「まあな」とだけ答えて、隣の席に腰掛ける。
「手伝えることなさそうだし、ここで見てる」
「帰ってもいいけど…?」
「見てる」
彼は私の作業を静かに見守り、それが終わると片付けをして帰っていく。
翌日も翌々日も、彼は同じように私の近くに座っていた。
それが心地いいと感じ始めると次第に終わりが怖くなり、私はわざと作業を遅らせた。
「お前さ。俺のこと好きだろ」
どきり、と心臓が跳ねる。
「俺はお前が好き」
彼の真剣な眼差しを受け、私の頬は夕日以上に赤く染め上がる。
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