また脱線話しに終始するのですが、松山ケンイチが勝てない4回戦ボーイ(ボクサー)の主人公を演じた映画『BLEU』で、祖母に育てられたゲームセンターの気弱なスタッフを演じた榎本時夫の演技は良かったです。ボクサーになって格上のボクサーと試合をして負けはしたけど、控え室で満足そうに笑っていた姿を思い出します。
山本夏彦氏は幸田文を、家事全般を完璧にこなすことができた人と、高く評価していました。映画の中で水に浸した新聞紙をちぎって畳の上に置き、ほうきで掃除するシーンが出てきますが、幸田文の掃除の作法だと思います。
世の中広いのか狭いのかよくわかりませんが、映画の中に出てきたオシャレなトイレを設置する運動をしている人たちの1人が、自分が参加しているコミュニティの主催者のあるラジオDJの方の知人です。もちろんそのラジオDJの方も映画を絶賛していました。
この映画の授賞式にその方の知人がいてビックリしたそうです。
知的水準の高い教養人でないとできない生活だと思います。
スマホと無縁な生活でもっと歳をとったら大変では?と思ったりもしました。