木津さん、逢坂さん、こんばんは。
ブルータリストでは、エルジェーべトとのセックスシーンが私にとってショッキングでした。セックスしながらラースローがシーツでエルジェーベトの顔を見えないように覆っていたからです。昔かじった心理学で、「(特に知人を)レイプしたり、暴行を加えるときに、被害者の顔を隠す、それは、非人格化と言って、相手を自分と同じ人間ではなくて、自分の欲望の対象としてしまうために必要な行為」と学んだからです。愛しているはずの妻の顔を見ないようにシーツで覆わなければセックスできないほど壊れていたラースローの心に揺さぶられました。
逢坂さんと同じく私もNo Other Landを観た後でブルータリストを見たので、見ながらぐらぐらしました。
音楽は、一貫して不穏に感じていました。意思を強く持って立ち向かおうとしているはずの場面で足元がふわふわしているような音楽が充満したり、ハツラツと仕事にかかったはずのときに沈み込んで行くような音楽だったり。
確かに不思議な物語でした。映画館でしか味わえない時間をたっぷり味わいました。