商品券の配布
先日、石破総理大臣が自民党の若手議員と懇親会を開き、その際、お土産として一人10万円の商品券を配ったというニュースがありました。
もともと、政治とお金の問題が取りざたされていた中での出来事だったので、驚いた方も多かったのではないでしょうか。
石破総理は、スーツ代の足しになればとコメントされていましたが、私自身、サラリーマンとして長く働いてきて10万円のスーツを買ったことはありませんし、その必要性もあまり感じません。
ただ、見た目を整えることで気持ちが引き締まるというのはわかりますし、仕事へのモチベーションにつながって結果として国民のためになるというポジティブな側面があるのかもしれません。
それでも、今回の件で私が一番感慨させられたのは自分自身のことでした。
時代の変化と対応
私たちは、政治家や有名タレントの言動には厳しく目を向けます。
でも、果たして自分はどうなのか。
知らず知らずのうちに時代の変化を見落としていないか。
若い人と話していると、つい昔はこうだったとか、過去にこのやり方でうまくいったと、自分の経験を語ったり押し付けたくなります。
時代が変わっていることは、もちろんわかっているのに、どうしても過去の成功体験に引っ張られてしまうんですよね。
他人のことなら、それはもう考え方が古いよと、今はダメだということがわかるのに、自分のこととなると気づきにくい。
これは政治家に限らず誰にでもあることではないでしょうか。
例えば、もうあまり話題にならなくなりましたが、先日まではテレビ局の話題で持ちきりでした。
取締役が長年同じ人だったこと、いびつな社内体質が、あのスキャンダルの原因になったのではないかという指摘がありました。
長く同じ立場にいると、時代の変化を捉えづらくなることがあるかもしれません。
今回の件も、そのような変化への気づきに関わる問題なのではないかと感じました。
私自身、この出来事をきっかけに、時代に取り残されないように気をつけなければならないなと思いました。
政治家やマスコミの皆さんから学びながら、私もできるだけ時代の流れに合わせて、柔軟に考え、まだ少しでも社会の役に立てる存在でいたいなと思います。