【星屑の子どもたち】
恒星は自分が燃えていく過程で水素から次々と重い元素を作っていく(核融合反応)
軽い星は軽い元素まで、重い星は鉄(原子番号26)まで作り、核融合反応を終え一生を終える
地球上には鉄より重い元素が普通に存在するが、鉄より先はどこでどうやってできたのか?
それは重い星の最期、潰れた反動で起こる超新星爆発の直後に作られます
核融合反応ではできなかった重い元素たちは、超新星爆発の大きなエネルギーの放出によって作られ、宇宙空間にばらまかれていったのです
私たち生命も、構成している元素には鉄よりも重いコバルト、ニッケル、銅、亜鉛、金やプラチナも含まれます
ということは、私たちは昔々大昔、宇宙のどこかで起こった超新星爆発により飛び散った星のかけらたちが偶然また集まって生まれたのです
みんなみんな、星屑の子どもたちなのです
この瞬間同じ星に集まった奇跡のかけらなのだから、争ったり憎しみあったりせず優しさを共有できたらいいのにな