豊島与志雄✒️
1890-1955 小説家、翻訳家。訳書に『レミゼラブル』『ジャンクリストフ』
太宰が尊敬し、こころから甘えることが出来る数少ない先輩作家。葬儀の際には、葬儀委員長をつとめた。
『太宰よ!45人の追悼文集』さよならの言葉にかえて
河出書房新社編集部編
河出書房新社発行
ISBN978-4-309-41614-4
🍀町田康の解説より
……だから俺はいまでも太宰治の小説を読む。なぜなら人間が生きることの根底の問題によって面白さを加速させ、おもしろさによってその問題に接近するという、極度に難しいことをやったのは太宰治ただ一人であるからである。太宰治が世代・時代をまたいで読まれ続けているのはそうした理由による。と俺は思う。百年後に結果が出ている。これを結果とせず過程としようとする。それが太宰の書いた希望であり、正義ではないだろうか。それを微笑して目指したい。すみません。(まちだ・こう 小説家)
※鶏の料理→とりの料理と読みました
🍒桜桃忌
1909年6月19日太宰治は生まれた。
1948年6月13日に入水自殺、遺体が発見された19日を忌日とした。翌年初の桜桃忌開催。「メロス忌」などの案も出されたが、太宰晩年の作品「桜桃」にちなんで名付けられた。また桜桃が太宰の故郷津軽を代表する果物であり,鮮烈な太宰の生涯と珠玉のような短編作家というイメージに合致したからだ。
当初は友人知人が太宰の遺族を招き、太宰の墓所である禅林寺に集って酒を酌み交わし、サクランボをつまみながら太宰の思い出に花を咲かせたという。
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