ルックバック　藤本タツキ📚アウトプット読書術

映画を観たときの感動を思い出しました。 ありがとうございました。 藤野が小学4年生から2年間、懸命に努力したにもかかわらず、京本の作品に追いつけないと感じて筆を折ってしまったこと。 その京本から、自分の作品の大ファンだと言われた帰り道に、喜びのあまりスキップが止まらなかったこと。 そしてその直後、再び漫画を描き始める場面など、繊細な心理描写が本当に見事でした。 終盤の、藤野の「漫画なんて、メンドくさいだけで描くもんじゃないよ」という言葉に対し、 京本が「じゃあ藤野ちゃんは、なんで描いてるの？」と問いかける場面には、この作品全体のテーマが凝縮されているように感じました。 また、京アニ事件の被害者を悼むという視点から見ると、作者の中にある別の想いも伝わってくるように感じました。

ロックさん、コメントありがとうございました。 藤野も京本も、漫画が好きというより、それ以外に自己表現の手段を知らない。というより、自尊心を保つために漫画に寄りかかるしかなかったのかもしれない。 藤野にとって京本は、漫画を通してしか社会と繋がれない唯一の同朋。だからこそ京本が美大の選択をした時に藤野はあれだけ反発したのかな。 京本から先生！と呼ばれたあのスキップのシーンが大雨だったことは、自分には到底辿り着けない努力の先の秀才の正体を知ってしまった絶望と、その秀才から認められた喜びを表現する類稀な表現手法だったよなー、と感動を覚えたり。 もっとこんなこと語りたかったぁー！と後から思ってしまうのは、発信者あるあるですね。 やっぱりぼくにとって漫画とアニメは切っても切れない生きがいです。もっとたくさんの名作に出逢っていきたいです。