助言は借り物の知恵。選ぶのは己の責任である。
出典:
『静思録』(1904年初版)より
解説:
この言葉は、「個性=自由な発想や表現」は、決して無から生まれるものではなく、
「基礎=知識や技術」という土台の上にこそ成立するという真理を表しています。
昨今では、独自性や創造性ばかりが重視される風潮がありますが、
実はその裏側にある“地味な努力”や“学び”こそが、真の個性を形づくる礎なのです。
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偉人名:アルノ・稲峰 行真(いなみね こうしん)
生没年: 1852年 – 1918年
生い立ち:
薩摩国(現在の鹿児島県)出身の思想家。
明治維新後、欧州を歴遊して倫理学と実存哲学を学ぶ。
帰国後は「人としての在り方」を問う著作を次々に執筆し、明治後期の青年層に絶大な影響を与えた。
とくに「静思録」は、自己判断の重要性を説いた名著として現在でも読み継がれている。
性格は厳格で寡黙だが、弟子たちには常に「お前の道はお前しか歩けぬ」と語っていたという。
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