00:00
-11:24
メンバーシップ限定 月額500円

自己学習#239「無線工学:レーダーの方位分解能」

自己学習#239「無線工学:レーダーの方位分解能」 📡 方位分解能って何? ▶ まず、「分解能」ってなに? 「分解能」とは、2つのものが近くにあるとき、それを“別々のもの”として見分ける力のことです。 例えば、夜空にある星が2つ並んでいたとき、それが1つに見えるか2つに見えるか。 はっきり2つに見えるなら「分解能が高い」と言えます。 --- ▶ じゃあ、「方位分解能」とは? 「方位分解能」= 横方向(左右の方向)にある2つの物体を区別できる能力のことです。 レーダーが「東と東北東の間に2つの物体がある」とき、それをちゃんと別々に見分けられるかどうか、という話です。 見分けられる角度の最小単位が「方位分解能」です。 --- 🔧 方位分解能に影響するものは? 1. アンテナのビーム幅(Beamwidth) レーダーのアンテナは、前方に電波の「ビーム」を出しています。 このビームが広いと、広い範囲を一度に見られますが、「ぼやけた視野」になってしまいます。 ビームが狭い(細い)ほど、方位分解能が高くなり、近くにある2つの物体を別々に見られるようになります。 👉 ビーム幅はこう考えよう: ビーム幅が30度なら、30度の範囲にあるものは一つに見える。 ビーム幅が1度なら、1度でも角度が違えば見分けられる! --- 🎯 例えてみよう! 方位分解能を「懐中電灯」に例えると: 広く照らす懐中電灯(ビーム幅が広い)→ 前にいる2人の人が「1つのかたまり」に見える 細く照らす懐中電灯(ビーム幅が狭い)→ 前にいる2人の人を「別々の人」として見える --- 📏 方位分解能の計算(少しだけ) ちょっと専門的な話になりますが、知りたい人のために: > 方位分解能 ≒ レーダービームの幅(角度) このビーム幅は、アンテナのサイズや波長によって決まります。 アンテナが大きい → ビームが細くなる → 方位分解能が高くなる 波長が短い → ビームが細くなる → 方位分解能が高くなる --- ✅ まとめ 用語 意味 分解能 近くにある2つの物体を見分ける力 方位分解能 横方向(角度方向)で物体を区別できる能力 高い方位分解能 近くにある物体をハッキリ区別できる(細かく見える) 低い方位分解能 近くにある物体が1つに見える(ぼやけて見える) 改善するには? アンテナを大きくする、波長を短くするなど
6月24日
おすすめの放送
このメンバーシップのプラン
月額¥500
登録停止中
stand.fmの無料アプリでもっと便利に
Google Play Store
App Store
about stand.fm
放送が更新されたらプッシュでお知らせされるので最新の放送を聞き逃さない。
about stand.fm
バックグラウンド再生で他のアプリを使用しながら、放送やライブが聴ける。
about stand.fm
放送やライブ、コミュニティでコメントが送れて配信者とコミュニケーションができる。
about stand.fm
アプリだけでかんたんに音声を収録して投稿できて音声の編集もできる。
jasrac
JASRAC許諾番号
9024598002Y31016
9024598004Y31016
nextone
NexTone許諾番号
000006134
© 2025 stand.fm, Inc.