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【日本の教え】てやんでぇ、べらぼうめ！
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サクラ出版「女神の誕生日」プロデューサーのサクラです。
皆さんは、今NHKで放送されている日曜ドラマ「べらぼう」をご覧になっていますか？
蔦屋重三郎――江戸の出版界で次々と新しい才能を世に出した仕掛け人。
まだ誰も見たことがなかった写楽の浮世絵、歌麿の美人画、十返舎一九の滑稽本……当時の常識からすれば、「てやんでぇ、べらぼうめ！」と罵倒されそうな企画ばかりだったかもしれません。
「べらぼう」という言葉は、江戸時代の罵り言葉。現代でいえば「馬鹿野郎め」「この野郎め」といったニュアンスでしょうか。
語源は、穀物を潰す道具「箆棒（へらぼう）」から来たとも言われ、「穀潰し（ごくつぶし）」――役立たず、という意味もあったそうです。
そこから転じて、「とんでもない」「桁外れ」「破天荒」という意味でも使われるようになりました。
蔦屋重三郎の店があったのは、吉原の裏手。色街に集まる旦那衆や町人たちの目を惹きつける、洒落た本を次々に仕掛けていきました。
幕府の取り締まりや検閲も厳しかった時代です。
それでも江戸の町には「面白けりゃ、それでいいじゃねぇか」という、どこか粋な空気が流れていたように感じます。
堅苦しさを嫌い、野暮を嫌う。重三郎は、そんな江戸の「粋」に支えられて、新しい表現を世に出し続けたのだと思います。
時代は違えど、誰かの物語を世に出すという点では、私も同じ思いを抱えています。
私は今、現代の女性たちの人生を「女神の誕生日」という一冊にまとめています。
一冊一冊は小さなものでも、それが誰かの心を動かし、次の誰かに繋がっていく。
私は、このシリーズを100冊出したいという「べらぼう」な可能性を信じて、今日も原稿に向き合っています。
今日もお聴きくださり有り難うございました。
「女神の誕生日」って何？と思った方はこちらからご覧ください
https://consulting.sakura-adventure.net/megami/
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6月30日
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