「いつも通りLINEでメッセージを送っているのに、なぜか相手との距離を感じる…」そんな経験はありませんか?
実は、あなたが何気なく使っている「句読点」、特に文末の「。」が、若者にとっては「威圧感」や「怒り」を感じさせる「マルハラ(マルハラスメント)」になっているかもしれません。
成蹊大学客員教授の高橋暁子さんによると、メッセージを送るタイミングや文量、句読点・絵文字・顔文字の有無について、大人世代と若者世代とでは違いがあるとのこと。
アフィリエイトサービスプロバイダのフォーイットが実施した「マルハラに関する調査」(2024年5月)では、先輩や目上の人から文末が「。」で終わる文章を受け取った際に、全体で18.6%、特に20代では合計で約4割もの人が「威圧感」(20代で18.0%)や「距離感」(20代で12.0%)、「怒っている」(20代で8.0%)といったネガティブな感覚を抱いていることが明らかになりました。
「年下の人に対して句読点をつけたメッセージを送ることが『ハラスメント』というのは、さすがに言いすぎだと思います」としながらも、「若い人にネガティブに感じる人が一定数いることも、事実」と高橋さんは指摘します。
この世代間のLINEコミュニケーションにおける問題は、なぜ起きるのでしょうか?
あなたのメッセージは大丈夫か、その理由と対策について見ていきましょう。