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群青のビー玉(君りんさん書籍イメージソング)

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歌詞 蝉の声が空まで昇っていた 午後四時の空は熱を孕んで アスファルト越しに揺れる景色 ラムネ瓶 ビー玉 ポケットの秘密 見慣れない背中に心が揺れて 差し込む光が 横顔を照らす あの日 胸をぎゅっと掴んだ痛みは 群青の欠片だったんだ 「ラムネ、好きなの?」 君が振った瓶の音 ビー玉の向こうに 閉じ込めた言葉 夏が終わる前に 伝えたかったのに 泣いて、笑って、恋だった あの夏に置き去りにした気持ち またひとつ ビー玉が鳴るたび まだ そこにいるようで すれ違った時も 言葉にならずに 閉じ込めた日々が 胸を焦がす ラムネを買うたび 思い出す 君と見上げた 群青の空を 「一緒に歩かない?」 それだけで足が軽くなった 裏道に差し込む月明かり ふたりきりの静寂に 決めていた言葉 でも遠くで弾けた花火が 僕の声をさらっていった 「私、転校するの」 もう二度と戻れない 時間の中へ キャンパスの片隅 小さな夏祭り 人混みの中で 見つけた後ろ姿 夕陽を背に立つ君は あの日と変わらない笑顔で 「ずっと、言えなかったことがあるんだ」 「……うん」 「君のこと、好きだった。あの夏、ずっと」 「私も、だよ……」 ビー玉の中に 閉じ込めてきた すれ違った時間も 伝えられなかった気持ちも 全部、小さなガラス玉の中で そっと灯っていたんだ 泣いて、笑って、恋だった また君が「またね」って手を振る ビー玉が最後に 静かに揺れた それは「またね」の音がした 触れられなくても、確かに恋だった ちゃんと終わらずに、ちゃんと続いてきたから 手のひらの中の群青が 今も 優しく 揺れている
2025年7月11日
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